コタパパの部屋


合気会 文集 2004年度


日記
                   
ほんとうのことは書きにくいし
うそのことは書きたくないし
日記って
どうしてこうも
むつかしいものかしら  

ほんとうのことは
二度と読みかえしたくないし
うそのことも
二度と読みかえしたくないし
日記って
ほんとうに困る

東君平さんが書いた「日記」という短い詩の一節だが、ホントに日記は難しい。
個人のホームページを開設しているが、その中で「コタパパの独り言」と題して日記を書いて2年半。今も続いているということは自分を誉めてもいいだろう。

「公開の日記をどうして書くの?」と思う人もいるだろうが、個人のホームページの人気コーナーは日記又は雑記のコーナーだ。普段は知りえない筈の他人の日常や考え方を見る事が出来るし、同じ趣味の話が聞けるということが面白いと感じるのだろう。

日記の内容も様々で、育児日記、野球観戦日記、愛犬日記、バイト日記、盆栽日記・・・ と、その人だけの瞬間や想いを綴っているので、オリジナリティは格別な物がある。
私の場合は「なんでも日記」というか、なんでもありの雑記コーナーにしている。好きな音楽のこと、コタ家の出来事、世の中のこと、お気に入りのサイト紹介、かわいい息子の小太郎のこと ・・・・

世の中の出来事については、時々怒ることもある。この怒りの感情をそのまま文章にしたいときもあるが、公開の日記であるからそうもいかない。ひとつの出来事に対しても十人十様、見方や感じ方は違っている。程々の怒りにまとめないといけないときもある。近鉄のローズがホームラン記録に挑戦していた昨年9月30日、王監督について書いている。

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【 真っ向勝負 】
今日行われた王監督率いるダイエー戦で、新記録を狙うローズの打席の敬遠責めは残念!あの優しいローズも悔しかったのだろう、試合後にダイエーを皮肉発言していた。

1985年、バース選手を5打席連続敬遠した王監督が率いる巨人との対戦を思い出す。王監督は、この敬遠をバッテリーが勝手にやったものという説明をした。このことは、当時日本バッシングの嵐が吹き荒れていたアメリカ世論を刺激して、一時国際問題化しかけたことがある。(これに発奮したバースは、続く日本シリーズで第1戦から第3戦まで3試合連続本塁打したのはすばらしいガッツだった。)

今日のローズの敬遠に対しても、王監督は「選手に任せていた」という説明。若菜コーチの指示だったということになってしまった。監督が敬遠をやめるよう指示しなかったことは、暗黙のうちに敬遠するよう指示したのと同じことなのは明らかである。最初の敬遠を見て、次は止めさせることはできたはず。いかなる事情があったか分からないが、責任は全て最高指揮者の監督にある。

あの良識ある穏健な王監督が・・・どうしたのだろうか。

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「王さん、これは何なんだ!」という怒りを、「どうしたのだろうか。」という抑えた表現にしているけど、読み返してみるとこれでよかったと思っている。
最近は良識のない責任者の判断、不甲斐ない態度が目立つ。みずほ銀行、雪印、佐世保重工業、日本ハムなどなど。自分の責任逃れの発言を繰り返している。責任をとる時は言い訳せず「潔く」できないものだろうか。

お陰さまでこの日記は、アクセス数も多くたくさんの方に見ていただくようになったが、家族だけは全くといっていいほど見てくれない。
しかし、私がこの世にいなくなった時に、息子の小太郎が見てくれるのではないかなぁという考えで書き続けている。「お父さんはこんな考え方をしていたのか」と懐かしんでくれるといいと思っている。

私のHP「コタパパの独り言」覗いてみてください。
http://www.cotapapa.com/