合気会 文集 2006年度

毎年何を書こうか悩みながら、提出日に一気に書き上げる・・・・・今年もそれは同じでした。(^^♪ 昨晩、床に入りながらアイディアが浮かびました。「そうだ!あの写真のことを書こう!」と・・・・。 以下、今回の文集に提出した文です。

 長崎 合気道
【 合気道との出会い 】

合気道を始めるきっかけとなったのは、1995年秋頃だったでしょうか、ある日の新聞の一枚の写真からでした。新聞記事は長崎県の国際交流の広告で、アメリカ人と袴をはいた青年の写真が大きく写って印象的でした。

長崎 合気道 ( 画像クリックで拡大します。)

そのアメリカの青年はセントポール出身のジェフリー・オルブライトさん(22才)、日本の武道に魅せられもっと日本を知りたいと来日し、中学で英語の教師をしながら稽古に通っていたのでした。もう一人の青年は、その時24才の出口伸吾さん、初段になって間もない頃でしょうか。二人とも若々しく好青年に写っていました。

その頃、息子の小太郎が小学一年生となり、空手を習わせようと思っていたのですが「絶対にしたくない!」とはっきりした拒否反応でした。何か武道を、と思っていた矢先にこの新聞を見て、小 太郎に「合気道をする?」と訊くと「うん」と二つ返事で、尋ねた私の方がビックリしました。

私は学生時代から合気道は知っていましたが、当時は全く興味はなく、強くなりたいという想いから柔道、空手を経験してきました。この時、小太郎に「合気道をやろうか」と言った時の私の考えが何処にあったのか思い出せません。また、合気道のことを知りもしない小太郎が二つ返事で「行く」と言ったことも今思うと不思議です。

今考えてみると「合気道をやる」という決心を何故したのか、はっきりとしたものはなかったように思います。しかし、合気道との出会いのきっかけは「この一枚の写真」でした。

今は合気道に出会ってよかったなぁという想いが年々強くなっています。合気道の奥深さは他の武道にない特徴だと思います。多種多様の技、自分の個性にあった技など、その奥深さを少しづつ知る楽しみもあります。

開祖の映像などを見ると、八十歳を過ぎてもすばらしい技を披露されています。私も自分の理想とする技の形に近づけるため、年齢を重ねても精進していきたいと思っています。

若い時は好戦的で「戦う武道」が好きだった私は、「戦わないための武道」の面白さが少しづつ分かってきたように思います。


コタパパの部屋(私のホームページです。合気道の写真も公開してます。)
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